2025年06月22日

マダニの話

毎年マダニが増え始める秋口にこのテーマでブログを書くのですが
今年は立て続けにニュースで取り上げられているので少し早めに注意喚起をいたします

茨城県で発症報告がありました 室内外の猫ちゃんから人への感染です

さらに、三重県でSFTSを治療した獣医師が感染して亡くなるという悲しいできごとがありました

今までにも同様に感染し入院した先生方の報告やその先生方から感染の疑いのある猫に接するときは手袋・マスク・フェイスガードを着用するようにと注意喚起もされていたのですが、正直なところ、感染予防の用意はあるものの、そこまでやるのは大袈裟な気がして着用をしてきませんでした。しかし茨城県で飼い猫から感染があったとなると油断禁物です。スタッフの命を守るためにも、疑わしい症例には躊躇なく防備をしていこうと思います。


感染源と言われているダニは決して特殊な珍しいダニではなく、近所の公園の草むらにいるマダニです。犬猫の顔や耳・足先に付着することが多い印象です。もしも、付着していることに気づいたら触らずにすぐに連れてきてください。


SFTSに感染した時に見られる症状は、食欲不振・黄疸・嘔吐・高熱 です

DSC_0287.JPG


今まで、西日本の病気と思われていた病気が、温暖化の影響か、どんどん東へ西へと広がってきました。
フィラリア、バベシア、SFTS。蚊やダニを媒介する感染症はまだまだたくさんありますが、予防できるところから着実に予防していきましょう。


病気について、もっと詳しく知りたい方はこちらから
posted by Dr.mana at 13:34| 神奈川 ☁| Comment(0) | 診察室から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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